愛車の雰囲気を変えたいけど、塗装は高いし、自分でやると失敗するかも、と諦めている方はいませんか?
今回はそんな方向けに、失敗したり気に入らなければすぐに剝がすことができるというラバースプレーを検証してみます。
実際にしっかりと剝がれるのか?塗装は綺麗になるのか?を検証していきます。

検証する商品
ホルツ ペイント塗料 ラッピングスプレー ペリット マットブラック
|
車補修で有名なホルツさんから発売されている商品です。
・気軽に塗って簡単に剥がせるラバースプレーペイント
・ムラになりにくい、剥しやすい、塗りやすい、たれにくい、あなたのDIYを考えた商品設計。
・乾燥後はきれいに剥がせるので、失敗を気にせず手軽にイメージチェンジができます。
・鉄、アルミ、プラスチック、ガラスなど、様々なものに使用可能。
商品ページの紹介文に書かれています。これが本当なら、気軽に車のイメージチェンジができます。
実際どうなのか検証していきます。
使用方法
1 サビ・油・水分を綺麗に落として、塗装面を脱脂してください。
排気系統や可動部はスプレーがかからないように、マスキングしてください。
2 容器を振り、しっかり中身を攪拌します。
3 1度塗りせず、数回に分けて塗っていきましょう。
簡単な作業手順なので誰でも挑戦できると思います。
検証開始
本来塗装する前には、足付けと呼ばれる作業がいります。
車に塗料が密着するように、耐水ペーパーの400番とかで磨きますが、このラバースプレーは磨く必要がないそうです。
脱脂をするだけでいいという事なので、そのまま塗っていきましょう。
今回の検証は、ゴムパッキンやガラスについても、ちゃんと剥がせるのか?はみ出した部分は、カッター等で剥がせるかも検証していきます

塗装開始
簡単なマスキングが終わったので、さっそく塗っていきます。
スプレーの塗膜は薄く、一度の塗りでは全然色が乗りませんでした。

4度塗りしましたが、色がのらずに、塗料の方がなくなってしまいました。
サンバーのボンネットは、一本では塗り切ることはできませんでした。
本来は、ミラーの背面とかの小さなパーツを塗るようですので、ボンネットだと塗料が足りませんでした。
2本目でも足りずに、3本目でようやく色がのってきました。

後は乾燥させて、はみ出した部分やガラスに塗った部分が、綺麗に剥がせるか検証していきます。
剥がせるのか検証開始
マスキングせずに塗った部分や、ガラスに塗った部分を剥がしていきます。
簡単にはがれるかと思いきや、意外としっかりと密着していて、すぐにはがれるような感じではないですが、力を入れてこすると剥がれていきました。

ボンネットとボディの境目には、カッターで切れ目を入れて剥がしていきます。

剥がすことは可能ですが、塗料が薄いために一気に剥がすことは難しく、塗装にチャレンジしてみようという方は、きちんとマスキングをすることをおススメします。


動画解説
まとめ
紹介ページで書かれていたように、簡単に剥がすことはできませんが、剥がすことは可能でした。
ボンネットだと大きすぎて塗料が足りずに3本使用しないと塗れませんでした。
また、傷にも弱いみたいで、硬めのウエスで拭くと傷がついてしまいました。
車のボディには向かないのかもしれません。
本来は、小さな部分を塗る用だと思います。ホイールなどにはいいかもしれません。
一部分の色を実際に変えるとどうなるかテストしてみたいという方は、ありかもしれません。