自動車の運転免許が無くなる前に学科の復習を
道路交通違反の検挙数をランキング形式で紹介したいと思います。
時代の流れとともに増えている違反もあります。
しっかりと守られている方が大半だと思いますが、復習のように見ていただければと思います。
違反点数と反則金も一緒に紹介いたします。
動画で簡単解説
交通違反ランキング ワースト10
・第10位 免許証不携帯
点数は切られないですが、反則金として3000円支払わなければいけません。
意外と多いみたいですね、多くの方が財布に入れていて、財布ごと忘れてしまうパターンがあるみたいです。
・第9位 踏切不停止等
警察の方が、踏切の前で見張っているのをよく見かけますよね。
点数2点、反則金は9000円になります。
車ではないですが、最近は歩きスマホなどで踏切に気づかずに事故をしてしまう人が増えているみたいです。
危ない行為なので、踏切前はしっかりと止まるようにしましょう。
・第8位 通行区分違反
意外と思った方も多いのではないでしょうか。
高速道路をずっと右側の車線で走っている人は注意してください。
勘違いされている方もいると思いますが、高速道路の右車線は追い越し車線になります。左側が走行車線です。
追い越し車線を走り続けると違反になりますので、右車線は追い越しの時にだけ走行するようにしましょう。
走行時間などの明確な決まりはないですが、警察の方の判断で違反を取られてしまいます。
点数2点、反則金は9000円になります。

・第7位 駐停車違反
最近、どこでも駐車していいと勘違いしている方が多いのか、道路標識に気付いていないのか、駐停車違反している方を多く見かけるようになりました。
駐車や停車する際は、しっかりと道路標識を確認しましょう。
赤のバッテンが入っている標識は、駐停車禁止標識です
こちらで駐停車すると違反になり、点数2点、反則金は1万2000円になります。
赤の斜め線一本の標識は、駐車禁止標識になります。
こちらで駐車してしまうと、点数1点、反則金1万円となりますので、停車しないようにしましょう。
また、標識がなくても駐停車禁止の場所はあります。
交差点の端から5m以内の場所や、横断歩道から5m以内の場所などは禁止されています。
他にも禁止されている場所はありますので、忘れてしまったという方は、一度調べてみることをお勧めします。

・第6位 歩行者妨害
横断歩道を渡ろうとしている人の妨害をしてしまうと違反になります。横断歩道は歩行者優先になります。
横断歩道で人が止まっている場合は、車は横断歩道の手前で止まり、歩行者が渡り切るまで待たなければいけません。
点数2点、反則金9000円、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金となります。
歩行者の事故の7割は横断歩道を渡っている時に起きています。
横断歩道に進入する際は、しっかりと減速して歩行者の確認を行いましょう。

・第5位 信号無視
メジャーな違反になります。信号無視している車を見た人や、やってしまったという人も多いのではないでしょうか。
点数2点、反則金9000円の違反になります。
青信号から黄色信号に変わったタイミングで、アクセルを踏んだことがある人は多いと思います。
道路交通法上では、黄色信号も「止まれ」という意味です。
大きな事故につながる危険な行為ですので、しっかりと止まるようにしましょう。
・第4位 通行禁止逆走違反
意外ですが、こちらも多い違反となっています。
点数2点、反則金7000円の違反になります。
一方通行の道を、標識に気づかずに進入してしまうと違反になるので注意しましょう。
慣れた道ならば逆走することはないでしょうが、初めての道を走るときにやってしまいがちな違反になります。
最近ニュースでも取り上げられていましたが、高速道路の逆走もこちらの違反になります。
神奈川の高速道路で26km逆走した高齢者のニュースは衝撃でした。
見知らぬ土地を運転する際は、気を引き締めて運転するようにしましょう。
・第3位 携帯等ながら運転
こちらの違反は、最近急増している違反になります。
携帯を見ているだけで、点数3点、反則金1万8000円、6か月以下の懲役又は10万円以下の罰金になります。
携帯等のながら運転で危険行為をすると、点数6点、反則金はありませんが刑事罰が適用されます。1年以下の懲役又は30万円以下の罰金になります。
ながら運転の事故増加に伴い、2019年に厳罰化され取り締まりが強化されました。
背景には、ポケモンGOの影響があったと言われています。
車でポケモンを探しに行き、そのまま運転した状態でモンスターボールを投げたことがある人もいるのではないでしょうか?
ながら運転は、非常に危険な行為です。運転中は運転だけに集中するようにしましょう。

・第2位 スピード違反
スピード違反で、違反を取られた経験のある方も多いと思います。
超過速度によって点数や反則金は変わってきます。
1~14km/hオーバーの場合は点数1点、反則金9000円。
15~19km/hオーバーの場合は点数1点、反則金1万2000円。
20~24km/hオーバーの場合は点数2点、反則金1万5000円。
25~29km/hオーバーの場合は点数3点、反則金1万8000円。
一般道で30km/hオーバーの場合、点数6点、6か月以下の懲役、又は10万円以下の罰金。
高速道路だと40km/hオーバーの場合、点数6点、6か月以下の懲役、又は10万円以下の罰金となります。
50km/h以上の速度超過をすると、点数12点で懲役刑になります。
皆さんが気にしているオービスは、一般道で30km以上、高速道路で40km以上で光りますので、オービスが光ると免停が確定します。
スピード違反は事故の原因になりますので、法定速度を守って車を走らせるようにしましょう。
話がそれますが、世界で最高スピード違反をしたのが日本人というのは知っていますか?
イギリス国内で、日本人が205km/hオーバーというとんでもない違反をしています。
イギリスの高速道路で、317km/hで走っていたそうです。
なぜかイギリスでは英雄視されていますが、絶対にやめましょう。
自分の命だけではなく、他者の命も奪う危険な行為になります。
・第1位 一時不停止
信号機のない横断歩道に人がいると一時停止の義務が発生します。
第6位で紹介した歩行者妨害の違反とつながりますが、一時停止をせずにそのまま走り抜ける人が多くいます。

踏切などでも一時停止を守らない方もいます。
日本全国の統計学で割り出すと、8割の方が違反していると言われています。
約2割の方しか一時停止を守らないそうです。
県によって大きく変わるようで、7割以上の方が横断歩道前で一時停止をする県もあります。県別の統計も出ているので紹介します。
一時停止が1番守られている県は長野県でした。
72.4%の人がしっかりと一時停止されているそうです。
一時停止が1番守られている県でも約3割が停止せずに走り抜けてしまいます。
しかし、全国平均21.4%からすると、たくさんの方が一時停止を守られているのがわかります。
ここからはワースト順に紹介します。
ワースト3 岡山県
一時停止をされている方は、13.4%という統計が出ています。
ワースト2 東京都
一時停止をされている方は、6.6%という統計が出ています。
9割以上の方が一時停止を守らないというのは驚きです。
ワースト1 宮城県
一時停止をされている方は、5.7%という統計が出ています。
94%の方が一時停止を守らないそうです。
歩行者の方は気を付けて横断するようにしましょう。
まとめ
道路交通法違反ランキングとして紹介しましたが、違反行為はどれも危険な行為になります。
人の命を奪う危険性もあるので、交通ルールをしっかりと守るようにしましょう。
うっかりでは済まない場合もあります。運転するときは細心の注意を払いながら、安全運転を心がけましょう。4