プリウスがコンビニに突っ込んだニュースや、池袋の凄惨な事故もあり、「プリウスミサイル」という造語もできてしまい、プリウス=事故しやすい車という認識が広まっています。
単に普及率が高く、高齢者のドライバーが多いからでは?と思う人もいるでしょう。
しかし、それだけではなく、プリウスにも原因がありました。
今回は、プリウスの誤発進・誤操作が多い理由について解説します。

事故の原因は、勘違いしやすいシフトレバーにあった?

シフトレバーを見れば、D・N・R・Bと表示されているのがわかると思います。
あれ?バックが2つあると思った方もいるのではないでしょうか。
これが、プリウスの誤操作・誤発進が多い理由になります。
車に詳しい方や、知識のある方ならば分かるかもしれませんが、Rがバックで、Bはブレーキになります。Bはバックではありません。
B(ブレーキ)に入れた状態でも、車は前に進む
シフトレバーが勘違いされやすいというのは伝わったと思います。
では、B(ブレーキ)はどういう時に使うのか?止まっている状態だとどうなるのかについて説明します。
B(ブレーキ)はエンジンブレーキを使いたいときに使用します。
急な下り坂や長い下り坂などで使用することにより、車が加速しすぎるのを防ぎます。
止まっている状態でB(ブレーキ)に入れてアクセルを踏むと、車は前進します。
これが、誤発進・誤操作の原因ではないかと言われています。
B=バックというのは一般的で、勘違いしてしまっても仕方がないと思います。
この表記が間違いやすい原因の1つではないでしょうか。
Bの矢印が後ろ向きなのも勘違いの原因になりやすいです。

シフトレバーは常に同じ位置。メーターを見て確認しなければいけない。
シフトレバーは、レンジ操作した後に元の場所に戻っていきます。
これも、誤発進や誤操作の原因になっています。
事故を起こしてしまった方に、警察の方が「何レンジに入っていたかわかりますか?」という質問に対し、「分からない、どこを見たらいいかもわからない」と答えた高齢者の方もいたみたいです。
また、ミッションに乗りなれていた方であれば、後ろにレバーを引く=バックという認識の方もおられるようです。
操作方法も、勘違いを引き起こしやすい原因になっているようです。

対策方法
R(リターン)の時はピーピーという音が鳴ります。
この音が鳴っていないときはバックができません、音の確認と中央にあるメーターを確認して、今何のレンジに入っているか確認するようにしましょう。

動画で詳しく解説
まとめ
プリウスは燃費もよくハイテクで良い車ですが、しかし、ハイテク過ぎるが故に、事故を引き起こす原因の1つになっているのかもしれません。
国産車だけシフトレバーの表記を、日本語にするだけでも誤発進は減りそうな気がします。
もしくは、止まっている状態ではB(ブレーキ)に入らないように改善するか、メーターを見やすいように改善することが必要なのではないかと感じました。