中古車市場において事故車は比較的安く販売されています。では、その安さにつられて買ってから後悔した経験のある人もいるのではないでしょうか?
今回はそんな事故車の見分け方、比較的軽度で快適に乗れる事故車と、走行に支障をきたす事故車の見分け方について解説します。

動画で解説
どんな事故車にも必ずダメージが残る
購入した車が故障したりしてトラブルになるのは絶対に嫌という方は、ディーラーから新車を購入しましょう。中古車というだけでリスクはあります。
事故車にもなれば車へのダメージは必ず残っていて、外見はきれいに修理されていたとしても、トラブルが出る可能性は高くなります。
それを理解したうえで、値段が安いから乗りたいという方向けにリスクの大きい事故車と、リスクの少ない事故車を解説します。

足回りを痛めている事故車はリスク大。走行に支障をきたす可能性が!
足回りを痛めている事故車は、車がまっすぐ走らない可能性があります。
見分け方は、足回りのパネルが歪んでいるかの判断になります。正直プロの方でないと判断はできないと思います。
タイヤを支えているサスペンションの上にストラットと呼ばれるフレームがあります。

ここを修理した形跡のある事故車は選ばないようにしましょう。車の履歴で確認はできますので、確認するようにしましょう。
事故歴大という表記があれば足回りを痛めた可能性が高いですので購入は控えたほうがいいと思います。
どれだけきれいに外見が直されていたとしても、必ずダメージが残っています。
フレーム回り、特に足回りを痛めている車は選ばないようにしましょう。
フロント周りの事故車はエンジンにもダメージのある可能性がある
正面衝突でフロントが凹んでしまったような事故車は、エンジンを痛めている可能性もあります。
また、フロントは電気系統の配線が集中しているので、電気系統のトラブルが出る可能性があります。
綺麗に外見が修理されていたとしても、電気系統まで確実に直しているのは少ないと思います。
事故のレベルによっては問題ないものもありますが、どこまで凹んでいたかを見極めるのは困難で、購入するには相当のリスクがあります。
こちらも購入を控えたほうがいい事故車になります。

購入してもいい事故車とは?
ヘッドライトを少しぶつけただけの事故車とか、バックしていた時にトランクを少しぶつけてしまってトランクを交換しただけとかの場合は軽微な事故と想像できますがそれを見極めるのは正直言うと厳しいと思います。
試乗できるのであれば試乗させてもらい、まっすぐ走っているかの確認や、どれほどの事故でどれだけ車にダメージがあるのかを店員に聞き、修復歴も一緒に確認するようにしましょう。
少しでも怪しければ購入は控えたほうがいいと思います。
1年保証とかある場合も、どこまでが保証内容なのかをしっかり確認しましょう。

まとめ
とはいえ,、事故車というのは本当に難しく、ある意味ギャンブルのようなものになります。
長く大切に乗りたいと思われている方は、事故車の購入は控えるのも選択の一つになってきます。
身近に車の専門知識のある方がおられる方は一緒に見て、購入を考えたほうがいいと思います。
事故車といえど高い買い物になりますので、安さに釣られずに慎重に見極めて購入しましょう。