【プロが暴露】買ってはいけない激安中国製タイヤとは?海外輸入品の選び方とは?

とにかく安い!という理由で、最近では海外製のタイヤが多く出回り、インターネットでも販売されるようになりました。

特に中国製のタイヤを多く見かけるようになりました。

中国では自動車の普及に伴いタイヤ産業が発展して、多くのメーカーが存在するようになりました。

しかし、安全性は大丈夫なのか?と疑問に思う方もいるでしょう。

アジアンタイヤ=粗悪品というわけではなく、値段が安くていいタイヤもあります。しかし、リスクが高く危険なタイヤもあります。

今回は、海外製の激安タイヤについてと見分け方について解説します。

こんな海外タイヤは買ってはいけない!レベル別に紹介

アジアンタイヤのメーカーは100社あります。日本のタイヤメーカーは4社くらいですが、それから比べるととんでもない数ですね。

この100社の中には、本当に危険なタイヤが混ざっています。

アジアンタイヤ購入時は、今から紹介する事に当てはまるアジアンタイヤは極力選ばないようにしましょう。本当に危険です。

レベル1 ラインナップが少ない会社

日本のタイヤメーカーは、大きな工場を構え、そこでタイヤを大量生産していますが、中国では農家の納屋でタイヤを作っている人がいます。

タイヤメーカーから中古で設備を購入し、小遣い稼ぎにタイヤを作ってるそうで、タイヤの製造の仕方という本が書店に並ぶほどだそうです。信じられないですね。

当然ですが、品質保証なんてありません。

ホームページを見に行って、タイヤサイズのラインナップが4サイズ以下であれば、かなり危険です。

きちんとしたメーカーであれば、20サイズ以上は製造しています。購入するときは20サイズ以上のメーカーを選びましょう。

レベル2 新車装着されていないメーカー

新車装着があるということは、安定供給で安定品質が出来ているという証拠になります。

新車装着の実績がないメーカーは、事業の始めたてで、そういった体制ができていないメーカーになります。

タイヤメーカーもブランド力につながる事を理解して、ホームページを見に行くと「〇〇に装着されています」とアピールしています。

タイヤメーカーのMaxxisは日産の新車に装着されたりしています。

韓国のタイヤメーカーKumhoはBMWの新車に装着されています。

こういう実績のあるメーカーは、品質管理ができているという証拠になります。

逆に実績がないメーカーは体制が整っていない可能性が高いです。購入の際は選ばないようにしましょう。

レベル3 日本に販売会社がないメーカー

信頼のできるタイヤメーカーは、Hankook tire JapanやNexen tire Japanのように、日本に販売会社が存在します。

日本での販売体制を、きちんと会社でやっているという証拠になります。

これがないタイヤは、転売屋などが安いアジアンタイヤを購入して、横流ししただけのタイヤになります。

このようなタイヤには、品質なんてものは存在しません。

タイヤメーカーを検索したら簡単に見分けることができると思うので、購入しないようにしましょう。

レベル4 日本用のホームページが存在しないメーカー

ここまで来たら相当危険なタイヤになります。絶対に購入しないようにしましょう。

販売会社と違い、ホームページを作るのは簡単です。しかし、そのホームページすらないメーカーは、農家の納屋で作られていると思ってもいいでしょう。

レベル5 認証が取れていないメーカー

タイヤにも、もちろん認証があります。

認証が取れていないタイヤは絶対に購入してはいけません。

タイヤの横を見てもらうと、色々な文字がたくさん書かれていると思います。

何を書いているかすべて理解出来る人は少ないと思いますが、大事なのは認証が取れているかどうかです。

ヨーロッパで認証が取れている「E○○○○」という番号と、製造年週の前に「DOT」というアメリカの認証が取れているかどうかです。

この二つが取れているタイヤは、ある程度の信用ができますが、認証が取れていないタイヤは本当に危険です。

こんなものがインターネットで売られているというだけで怖いですね。

スタート位置にすら立っていないメーカーレベルですので、絶対に購入してはいけません。

実際に信頼できるアジアンタイヤ11社

GOOD RIDE・リンロン・サイレン・トライアングル・ダブルコイン・チェンシン・ダブルスター・アドバンス・HANKOOK・KUMHO・NEXEN

これらのタイヤメーカーは新車装着の実績もあり、信頼のおけるメーカーになっています。

粗悪品だったという経験があるかもしれませんが、現在ではすごく進歩しています。

怪しい表記に騙されるな

補足になりますが、タイヤの横に表記されている文字で、Designed in Japan ・Engineered in Japan・Tested in Japanと書かれているタイヤも見かけますが、勘違いしてはいけません。これらは日本製ではありません。

日本製のタイヤはしっかりと、Made in Japanと書かれています。

品質を保証するものでもありませんから、表記されているから安心と思わないでください。

タイヤのレビューでも勘違いされている方を見かけますが、大事なのは日本で作られているかどうかです。

日本タイヤ協会の基準を参考にしよう

性能がいいかどうかは外見で判断できるものではありません。何を選べばいいか困る方も多いでしょう。

そういう方たちの為に日本タイヤ協会が、分かりやすく表記してくれています。

ウェットグリップと燃費についてレベルで表記してくれています。

大事なのはウェットグリップになります。このレベルがAかBであれば安全性は確保できています。

レベルがC・Dのタイヤは粗悪品の可能性が高く、性能の低いタイヤになります。

悪いメーカーならば、C・D評価のタイヤはラベルを貼らないというメーカーもあります。

ラベルが張られていて、A・B評価のタイヤを購入するようにしましょう。

動画で詳しく解説

まとめ

粗悪なタイヤメーカーを紹介してほしいと思う方もいるかもしれませんが、無名で粗悪なタイヤを売っているメーカーは、農業が本職の人が小遣い稼ぎで作っていて、いきなり初めてすぐにやめたりする人もいて、3か月や4か月でころころメーカーが変わります

転売屋もその時に買える適当なタイヤを選ぶので、全てを把握するのは難しくなっています。

なので、アジアンタイヤを購入する時は紹介した11社の中から選ぶか、レベル1からレベル5に当てはまるタイヤメーカーは選ばないようにしましょう。

タイヤは車の性能を引き出したり、安全面で非常に重要な役割になります。

決して値段だけで選んではいけないものですので、しっかりと考えて購入するようにしましょう。

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