時代の進化とともに、自動車もどんどん進化しています。
これまでは当たり前のようについていた新車装備ですが、気づいたらなくなっていた装備ってありますよね?
今回は、昭和時代に当たり前だった、懐かしの新車装備について解説します。
若い方からすれば、なんじゃこれと思う装備もあるかもしれませんね。
昭和時代の懐かしい新車装備5選
・1つ目 キンコンチャイム
車の速度が一定のスピードを超えると警告音がなっていました。
なんだそれと思う方もいるかもしれませんが、昔の車には当たり前のように装着されていて、車検のチェック項目にもなっていました。
アニメのイニシャルDを見たことがある方は、聞いたことがあると思います。
主人公の藤原拓海の乗っているAE86にも装着されていて、100kmを超えるとキンコンチャイムが鳴っていました。
しかし、1986年以降の車には装着されなくなり、車検の項目からも除外されました。
理由としては諸説ありますが、警告音のはずが眠気を誘発してしまい、事故につながる危険性があったからと言われています。

・2つ目 コインホルダー
昔の車には、小銭を置く場所が車に装備されていました。これにより、高速道路の料金所でスムーズに支払いが出来ていました。
ETCなんて便利なものがなかった時代には重宝されていました。財布から小銭を取り出さなくてもよかったので非常に便利でしたが、防犯上良くないという理由で廃止されてしまいました。

・3つ目 1DINオーディオ
最近の車のオーディオは、ほとんどがタッチパネルで、それを操作することにより音楽を楽しめて、さらにナビまで出来るという便利なものになっています。
しかし、昔の車にはそんな便利なものはなく、1DINオーディオと呼ばれる物を装着していました。
1DINというのはドイツの工業規格で、幅18cm 高さ5cmという意味になります。
このサイズのオーディオがついていて、ラジオやカセットテープで音楽を楽しめました。
四角いボタンが付いていて、押すたびにガチャッと音が鳴っていました。
今では、新車装備はタッチパネルが装着され、1DINオーディオはほとんどなくなってしまいました。

・4つ目 ミラーワイパー
その名の通り、サイドミラーにワイパーが装着されていました。
昭和時代の人でも、記憶にある方とない方で別れるかもしれませんが、1980年式のレパード、1988年式のY31シーマとかに装着されていました。
ベンツとかにも装着されていて、高級車には装着されているイメージでした。
今は撥水コーティングの技術が進化して、いらなくなってしまいましたが、当時は高級車のステータスになっていました。
これに対抗してTOYOTAも、ミラーワイパーではなく横の窓ガラスにワイパーを装着していました。
このサイドウインドーワイパーは、1988年代のマークⅡ、チェイサー、クレスタに装着されていました。
ワイパーが流行りだったのかはわからないですが、ヘッドライトにワイパーが付いている車もありました。
今でこそなくなってしまいましたが、当時はいろんなことにチャレンジしていた感じが伝わってきますね。

・5つ目 アナログ油圧計 アナログ水温系
油圧や水温の異常をアナログのメーターで目視確認できたので便利だったのですが、今では簡略化されて、異常の時にだけ赤のランプが点灯するようになりました。
今でもロードスターはアナログ計があるみたいですが、最新の車にはほとんど見なくなりました。
32GTRのセンターコンソールには3連メーターがあり、水温、油温、油圧のアナログ計が装着されていて、かっこよかった記憶があります。
水温と油温は車にとって大事な部分にもなるので、オプションであってもいいのではないかと思いますが、今では見なくなってしまいました。

動画解説
まとめ
今回紹介したのは、懐かしの新車装備でした。そういえばあったなーと思った方は多いでしょう。
ここでは紹介していませんが、シガーライターも昨今の禁煙ブームと相まって消えつつある新車装備ですね。何かの拍子に押しっぱなしになってしまうと発火の危険性もあるということで、最近では見なくなってきています。
時代の変化とともに、車の装備も変わっていくのは面白いですね。