【若者の車離れ】原因は安い給料?低賃金労働と生活保護制度の問題とは?

若者の車離れが進んでいる要因の一つに、若者の給料が安いという問題があります。
給料が安すぎるために車を買う余裕がないという人が、一定数いるのです。
日本の低賃金問題は深刻で、SNSでも話題になっています。
毎日働いている人と、生活保護を受けている人との給料に差がほとんどないと言われています。その為、生活保護を受ける人は年々増加しています。
給料が安すぎるために、働く意欲を失ってしまうという問題が起きています。
今回はそんな日本の闇、低賃金問題について触れていきます。

日本の20代の平均年収と生活保護でもらえる金額は変わらない?


日本の20代の平均年収は340万円と言われています。
内訳としては300万円~400万円が40%、300万円未満が33%、400万円以上が27%となっています。
問題となっているのは300万円未満の人たちで、20代の3分の1の人が生活保護の人と給料に差がないと言われています。
生活保護を受けている方たちは、一人暮らしの人達は月に13万円、シングルマザーの人で19万円支給されます。
この生活保護を受けている人達は税金を払わなくてもいいので、年収300万円に到達していない人たちと、実際の手取りは2万円ほどしか変わらないという状態です。
この低賃金問題があるから、車離れも進んでいるのじゃないかと言われています。

勘違いしてはいけない、生活保護を受けている人が悪いわけじゃない。問題は日本の低賃金。
毎日働いても給料に差がないなら生活保護を受けてだらだら過ごす方がいいと考える人もいるかもしれませんが、生活保護を受けている人は、病気やケガで働きたくても働けない人達です。
そんな人たちがちゃんと生活できるように作られたのが生活保護という制度で、国から審査を受けて、認められた人しか受けることができません。
不正受給している人は大問題ですが、生活保護という制度が悪いわけではなく、日本の低賃金に問題があります。

生活保護の制度と受給率


生活保護を受ける条件として、病気やケガで働けない、そして、家族からの支援を受けれないということが条件です。
この条件を満たしていれば、生活保護を受けることができます。
しかし、日本はこういった救いの手が行き届いていないという事実があります。
イギリスやドイツは生活保護を受ける権利のある人の85%以上の人が受けているのに対し、日本ではたったの19.7%となっており、まだまだ普及されていません。
こういった救いの手が必要な人たちには、しっかりと普及するようにしていただきたいです。
生活保護の闇、働けるのに働かない人が増加している問題
先ほど説明した通り、本来生活保護を受けなければならない人たちが、受給できていない一方で、働けるのに働かずに、不正に生活保護を受給する人も増えてきています。
その原因となっているのが、日本の低賃金問題とつながるのです。
まじめに働いても、手取り15万ならば、働かなくて13万円もらうほうがいいと考える人が増えているのです。
これは、この国のシステムが悪いとしか言えません。
生活保護をもらうほうがいいと思う人が増えてしまうのも仕方がないと言えるでしょう。

動画で解説

まとめ


生活保護の本来の目的は、働けない人の救済と社会復帰にあります。
しかし、現状ではその目的は果たせていないと言えるでしょう。
その原因となっているのは日本の低賃金問題です。
アメリカの初任給800万と比べてしまうと、あまりにも少なく感じてしまいます。
働いても2万円しか変わらないなら働かないと考えるのは仕方がありません。
日本の低賃金問題を改善しない限り、車離れや生活保護の問題は解決しないでしょう。

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