タイヤとホイルの適正サイズとは?危険な装着方法を解説します

引っ張りタイヤが流行していますそののメリットデメリットを語ることによって、使用目的に合わせた適正のホイールの幅がわかるので危険性も理解してください。

適正ホイール幅はカタログに載っている

市販のタイヤに組む適正ホイール幅は、日本自動車タイヤ協会(JATMA) やETRTOにて設定されています。

適性ホイール幅に組み付けたときに、下の図の様な綺麗なタイヤの形になるようになっており、操縦安定性と乗り心地のバランスがちょうど良い所に来る様になっています。

また、各タイヤメーカーのカタログにも、タイヤサイズの横に適正ホイール幅を書いている事が多いです。

DUNLOP ホームページ タイヤサイズラインナップ一覧

https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/sport/z3/size.html

引っ張タイヤの悪い乗り心地

ホイール幅を広くすると自ずとタイヤの幅も広くなります。

タイヤは一般的に1インチホイールを広げると約10mm広くなります。例えば195でも205のタイヤのようになります。

ただし、トレッドの幅は195のままなのと、材料長さは変わらないので下記の図の様に、 ピンと張ったような形になります。これこそ引っ張りタイヤと呼ばれる語源になったのかもしれません。

しかし、タイヤを無理やり引っ張って装着すると、地面に接地する幅が増えサイドの張りが増え、たわみにくくなるので、剛性感は少し増えるが乗り心地が大きく悪化してしまいます。

しかし! 乗り心地など減らしてOK! タイヤ剛性が欲しい!という方なら話は別!やってみる価値有りです。

目安としては、基準に対し+0.5インチ、多くても1.0インチ広いホイールに組んでみましょう。

引っ張るのは1インチまで。それ以上は見た目以外何も良くない。

ドレスアップの人達がよくやっている、1.5インチ以上の広いホイールに組み付ける、

「鬼引っ張り」

215/35を9.5インチに組んだり、235/40を10.5インチに組んだり。

カッコいいんですけどね~笑 私も20代の頃は215/45は9.0インチ!が定番でした笑、でも、タイヤ性能では悪いことばっかりです。

↓図の様に、 剛性を出しているビード部が折れ曲がってしまうので、もはや剛性感も出なくなりますし、

トレッドの端まで地面に接地する様になるのでショルダーの減りがとてつもなく早くなり、タイヤが膨れ上がって餅みたいになるショルダーセパも発生します。

タイヤの寿命も1/3になってしまうでしょう。

とはいえ、カッコ良さを求めている人はそれを承知でやっちゃうんですけどね笑

まとめ

ホイールの幅もチューニングの1つと考えると、結構面白いですよね?

ただ、やりすぎは性能や寿命を落とすだけなので、ホドホドニ・・・

危険な引っ張りタイヤ装着例はこちら

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